国際関係の複雑さを象徴するような紛争が、これは大きな戦争につながるのではないかと不安が生まれる悲惨な報道が日々伝えられています。皆さんはどのような思いで、これを聞き考えているのでしょうか。

 ウクライナとロシアの戦闘、イスラエル・ガザ地区での爆撃の応酬、突然平和な生活を奪われた人々の表情を画像から見て、だれもが暴力を止めてほしいと願っています。主義主張は、お互いによく聞きなさいと幼稚園から教えられてきたのではないでしょうか。殴り合って幸せを感じる人はいないのです。スポーツやゲームとは違う、そこにいたから命を奪われるという、こんな悲惨な運命はあり得ないでしょう。世界のいずれの国も、武器を捨てるべきで、持っている武器を誇示することは、まことに愚かな、幼児のふるまいだと思います。

 武器を作ること、武器製造につながるものを売ることで利益を得てきた人々は、手を止め、自分が作っているものが破壊と殺傷につながっている現実を見るべきです。


 争いを食い止める知恵をつなぎ合わせ、憎しみや暴力に囚われない世界であることを願います。また、グローバル化する社会では、互いの幸せということを一番の目標にするべきです。

 附属女子中では、平和を築くために知恵と行動力を育てる教育を発展させることがとても重要な課題だと感じています。




朝日に映える正門と銀杏
 I’m coming home!

中学校長 賞雅 技子