本日2月14日、中学校では生徒や先生で、フリースペースにお雛様の段飾りを作りました。様々な日本の伝統の中で生きている私たちですが、「節分を過ぎたら雛飾りを出し、3月初めにはなるべく早く片付ける」という言い習わしがあります。少し遅くなりましたが、丁寧に飾りつけをしました。
様々な雛人形がありますが、段になった雛飾りを道行く人たちに見せるように飾る町があちこちにありますね。緋毛氈(ひもうせん)を敷いた上に、たくさんの登場人物を飾り、春の到来を待つ――なんという風雅な伝統でしょう。
本校にはまだ1台しかないので、中学校のフリースペースに飾ると、大学生の皆さんには全く見ていただけないのが残念です。各段には、白酒、菱餅、桃の花などが飾られています。また、なぜかひな祭りのころには、美しい色合いのちらし寿司を作って食べるのが習わしです。東京だけの風習かもしれませんが、本校のランチにも、行事食としてちらし寿司などが提供されています。
桃の節句は特に女児の健やかな成長を願って行う、楽しい時です。
このような雅なひな祭りという行事も、大切にしてほしいものです。
中学校長 賞雅 技子

東京家政大学博物館による行事紹介