先日、中学1年生とともに五月の生活(校外宿泊学習)に行ってきました。1日目は飯盒炊爨、2日目は渡辺辰五郎先生ゆかりの長南町訪問と体験活動(わら細工・藍染め)、3日目は大山千枚田の田植えと、85人の愉快な仲間たちがたっぷり楽しみました。

宿泊学習は、学校にとっては特別活動で必要とされている活動です。自立に向けて、こういった活動を契機に、自分のことは自分でやる、予定にある集合時間に遅れない、など基本的なことを身につけるようにしてほしいものです。また今後実施する総合探究の時間で重視している、不思議に思ったことを探究するために、苗植えで手に取ったカエルのこと、稲の栽培、生育、収穫いろいろなことに対する興味・関心やなぜだろうという思いをもってほしいと思います。

ところで1日目マザー牧場では、雨雲が接近して大雨になったため、傘があっても靴はずぶぬれ、篠突く雨とはこのことであると天から学び、2日目午後ホテル前の海岸では、わざわざ波に近づいて半ズボンでもずぶぬれ、3日目の水田はもちろん素足で水田へ、かえるキラーイ、オタマジャクシかわいい!と一つ一つ反応して、ご指導の皆様から「だまって説明を聞きなさい!」と叱られました。

3日間水分いっぱい。家族での旅行ではおそらくこんな体験は出来ないだろうと思います。「楽しかった。でも疲れた。もう一回行きたい。」と無事に学校に到着・解散できました。
                                

2023年5月25日(中学校長 賞雅)