改めまして、あけましておめでとうございます。本年も「好調(校長)ブログ」よろしくお願いいたします。
さて、元日の夕方に能登半島にてマグニチュード7.6という大地震が起きました。被害は大きく、現地の皆様にはいまだ危機的な状況の中での生活と存じます。衷心よりお見舞い申し上げます。少しでも早い復旧を祈念しております。
さらに、1月2日には、羽田空港における悲惨な事故が起き、衝撃的なことでした。過密ダイヤをこなす航空路線の中で、震災の救援に往復していた海上保安庁の飛行機は被災地に物資を届ける任務の途中であり、残念としか言いようのない事故でした。
天災に備えるように羽田空港の過密ダイヤを軽減する道はないのでしょうか。仮のお話として、調布や厚木などの内陸の(基地の)滑走路を使おうにも、訓練された人と施設設備を上手に分割することはとても難しいように思います。また、飛行機の利便性と地域の安全性とが低下するようであれば、分割する意味がありません。
もう一つの道として、運航や管制はすべてAIにさせるという手もあるのかもしれません。今も利用されていますが、10~20年後には完全に転換する可能性は高いのでしょう。それで100%安全なのかということも、詳細に調査研究する必要があります。
ところで、フランスの首都パリは、今年オリンピックを開催します。多くのツーリストがパリを訪れる日も近づいています。そのパリの地下鉄のことですが、電車は全くの無人運転です。ほとんど放送はなく、出発のチャイムがポーンとなるとドアが閉まり発車する。発車のにぎやかなチャイムが鳴り、「閉まりかけたドアへの無理なご乗車はおやめください」「次は○○駅です」加えて英語の車内放送もある日本とは大違い。日本でも鉄道や航空路線等で、車掌や運転手、パイロットや管制官の役割は大きく変化していくものと思います。
現状の羽田空港の過密ダイヤを軽減することができず、AIによる管制などが無理ならば、せめて離着陸の安全確保に焦点化して機能を高めることは今すぐに!と思います。
中学校長 賞雅 技子