晴耕雨読、晴耕雨読。ぶつぶつと唱えながらも、「ここは仕方ない」と自分をおさめる時間が足りない「五月の生活」でした。
水田耕作に雨は必要不可欠なもの、多少の雨なら千葉で何と言われようとも田植えをしたのですが、その時間帯を中心に強風・強雨という予報にたじろいでしまいました。
ここは一歩も引いてはいけません…、と先生方との会議をしながら思いつつ、「やはり無理だろうか。」と言葉に出そうになりました。
結局のところ、農家の皆さんに早朝6時30分までには連絡が必要なので、それまでに電話をほしいという、つまりまあ、キャンセルの電話を入れなければならず、翌朝も6時前からの会議になりました。
「働きたいんです。」「おだまり、ふん。」という宮崎駿監督のアニメのセリフが浮かんできました。そう、「水田で働きたいんです。」
どう叫んでも、天気予報は無情です。10時ころには20ミリを超える雨、風速も10メートルなどと言われては、山の上ではもっと条件が悪いのは目に見えている、6時15分にはさすがの女校長もギブアップいたしました。
晴耕雨読、晴耕雨読、直訳英語は無いようです。欧米は牧畜が主ですから。
中学校長 賞雅 技子