1学期の期末考査が終了しました。生徒の皆さん、しっかり勉強して臨むことができましたか。いつでもどこでもノートや教科書を開いて勉強していましたか。(そのように勉強してくださいと「暗に」言っています。)

さて先生方は、脳力をフル回転し、たぶん生徒の皆さん以上に復習をして、学習内容を行ったり来たりしながら問題を作成します。常のことながら、本当に悩ましい時間を過ごします。

皆さんが試験問題を手にする頃には、問題の完成度だけでなく、「出来」がとても気になります。「この問題はできるはず!ここは難しいぞ!」という言葉とともに出題しています。もちろん皆さんはその呪文を感じながら問題に取り組んで、解答していると思います。

そして、皆さんがテストから解放された次の瞬間から、採点の業務をする先生の悩みはさらに深くなります。「よしよし。」「いいね、理解できているじゃない!」と答案用紙に語り掛けるのは嬉しいことです。しばらくすると「なぜかな?」に移り「どうして?」、そして最後は「真面目に勉強してくれた?」「計画表には勉強したように書いてあるのに…」と答案用紙に愚痴をこぼし、落ち込むわけです。

教員にとっては渾身の一作が試験問題です。そして、時間がかかる採点業務は楽しくもあり、次への課題が湧き出してくる時間でもあります。先生方には自分の授業・指導の結果でもあり、皆さんにとっては普段からの復習・予習の成果であるのが試験です。

結果はどうあれ、必ず試験問題はやり直してその範囲は「すべて分かる」状態にしておいてください。このやり直しは重要なポイントです。
結果(点数)を見て終わりにせず、やり直し100%にもこだわりましょう。

中学校長 賞雅 技子