東京はうだるような暑さの中、8月4日から、国際支援部長の岩川先生とともに成田からニュージーランドに出発。

オークランドでの公用を終えて、6日午前パーマストンノースに到着、空港に降り立つと心地よい冬の風がありがたい。国立マッセイ大学で国際交流のコーディネートをしているジョンのお迎えを受けた。私は初対面ながら、彼の温かさに緊張が解けた。忙しい中を有難うと話しかけると「イヤ、ちょうど都合のよい時間なんだ。フライトはどうだっかい。僕は乳牛を350頭も飼ってるんだ。」と聞いてそれは牧場なの、是非牛を見たいわ、と話が弾んだ。

さて彼の運転で校内に行くと、我が生徒たちは昼食の時間であった。岩川先生と二人で手を振ると、岩川先生にはすぐ気がついて歓声を上げるも、隣の人は?と怪訝な顔で「あ~校長せんせ~、どーしたんですか?」「来てくれたんですか。聞いてないです〜。」(そうさ、言ってないさ!)と久しぶりの再会を楽しんだ。この一瞬の楽しみのためにマッセイ大学にきたのです、私は!

それぞれステイ先で作っていただいたお昼を広げ、飲み物はショップで購入。日本の家庭のように隅々まで料理で埋めるお弁当とは違うけれど、相当気を使ってもらっている様子。あのりんごまるかじりできるのかな、お弁当箱は自分で洗ってるのかななど、ついつい聞きたくなるが、「美味しかったとしっかり伝えてね。」とそれは生徒に念押しした。ともあれ、24人が楽しく安全な学内で一日過ごせることや、先生、大学生、ホストファミリーのお世話になって英語にも外国での生活にも慣れてきて、本当に有り難いことである。

ホストファミリーからこんな心配がある、どうしたらよいかと相談を受けている生徒もいたが、10日過ごしてだいぶリズムがでてきたようだ。

午後のレッスンは、翌日の遠足で訪れるウェリントンの名所、博物館、ショップ調べ。エドレイが注意事項を説明して、遅刻したら!?とこれも念押しされて解散。諸坂先生、岩川先生を囲んで話し込む生徒もいたり、授業後は、私が来たので記念写真を教室で一枚。

この間もずっとジョンがを案内してくれた。また、レッスン内容についてどう思うか直接相談したいとの事で短時間だが話せたことは大きな収穫であった。レッスン内容のことを話している途中で記念写真となった。彼として、この3週間のレッスン内容をどう改善すべきか、附属高校の考えも知りたいという熱意に、充分なお礼を言えなかった。ここに改めて感謝の思いを伝えます。

また、一昨年度から家政大学附属にチャンスを与え、チームとして我々の思いを形にしてくれた、ヘイジョン、ヒルダ、トップのアンドレア、ナイリ、クリスティナ、指導者エドレイ、ブレットなど先生方に心からの敬意と感謝の思いを送ります。

帰路のエアニュージーランド機内にて

中学校長 賞雅 技子