今週17日(木)は Super Moonです。
生徒は中間考査の中日ですから、おそらく家でお月見をできるのではないかと思います。
ただ、すべてはお天気次第です。
中学校の試験期間はランチがありませんので、今日は月見団子がメニューに入っていました。季節感はとても大事、日本人は自然を愛でつつ1年を通して暮らしてきました。特に、「食膳」には季節が織り込まれ、日々の生活を豊かにしてくれています。しかし、生徒の皆さんは「きちんと食べなさい」「残さず食べなさい」と言われてばかりですから、食膳の向こうにある季節の風景を思うことは少ないかもしれません。
秋には、キノコ類が多く料理に出ますし、根菜類が豊富になります。果物は初秋の梨から、ブドウ、そしてリンゴ、温州ミカンへと変わっていきます。年間を通して日本の果物で、十分に食後のデザートやおやつを賄うこともできます。
コメが不足したという夏のニュースがありましたが、新米が出荷期のピークを迎えましたので、この点でお困りのご家庭はないと思います。外食チェーン店が超早場米(7月末には収穫)をはじめとして、かなり大量に買っていると報道がありましたが、これは契約農家から買っているはずなので、チェーン店が悪いとは言い切れないでしょう。
さてお話が広がりましたが、食べることを楽しむ秋であるよう、10月の満月になぜ、お団子なのか、これは調べてみれば多種多様なご意見が出てきそうです。くれぐれも今日の食膳でいただくものを大切に味わってください。

中学校長 賞雅 技子

中学掲示板の展示 お月見(東京家政大学博物館制作)