折り紙は、日本だけのものではありませんが、考えられないような素晴らしい作品も世の中にはあるようです。某国立女子大の化学の先生は折り紙が大好きで、とお話を伺ったのはかなり昔のことですが。大学のある化学の授業で、学生に分子の構造を説明するのに、自分で立体を作ってみたらはまったとのことでした。

さて、これは、わが中学生の話ですが、連続した折り鶴(1枚の折り紙から正方形を切り離すことなく作って作品にしてくれました)の写真をブログで紹介したのを見て、「こんなの作れます!」とある生徒が持ってきてくれました。写真のようにこれも複雑で、短時間で作品化するのは難しそうです。それを手にした折り鶴の生徒さんが、「こんな感じかな。これをいくつかのサイズに作ってつなぐのだと思いますが。」とその場で色紙で折ってくれました。立体を観察して紙の折り方を理解できるのは凄い能力だと思います。とても、奥が深い、また楽しいもののようです。少し紙質を固いものにすれば大作もできるのかしら?と期待しているところです。                      

中学校長 賞雅 技子